新年あけましておめでとうございます。
　ご利用者の皆様、ご家族の皆様共々良き新年をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。
　昨年は世相を表す漢字に「災」が選ばれたようにまさに自然災害の猛威の凄まじさを痛感させられた一年でしたが、本年はぜひ「天災」「人災」のない一年であってほしいものです。
　また、本年は天皇陛下の譲位により五月一日に元号が「平成」から改元され新たな時代の幕開けとなります。新たな時代が夢と希望に満ちた時代となりますように願っております。
さて日本人の平均寿命は世界トップクラスで、高齢化が進んでいます。高齢化が進むにつれ、加齢に伴う機能低下を意味する言葉に「フレイル」と「サルコペニア」という言葉が最近よく使われます。「フレイル」の要因には加齢に伴う身体的な機能低下ばかりでなく、認知機能障害やうつなどの精神心理的な要因や、独居などの社会的要因により、要支援・要介護状態に陥りやすい状態をいいます。一方「サルコペニア」とは加齢により筋肉量の減少を要因として筋力及び身体機能低下をきたす状態をいいます。これらの状態を予防・改善するには歩行などの有酸素運動と筋肉のもとになる蛋白質・ビタミンD などを摂る食事療法が重要です。
　当法人では皆様の健康を適切に管理し、安心して過ごしていただける施設となりますように、今後もより一層取り組んでまいります。
　本年もよろしく御願い申し上げます。

社会福祉法人 博愛福祉会
　理事長　　岸本　良博